コールドブリューは「水に豆を漬けておくだけ」と思われがちですが、抽出時間・水温・豆の挽き目・豆の量のバランスで味が大きく変わります。BlendZoneでは毎年夏にコールドブリューを提供していますが、最初の年は濃すぎて失敗しました。その経験から学んだことをまとめます。

コールドブリューとアイスコーヒーの違い

アイスコーヒーは、ホットで濃く抽出したコーヒーを急冷する方法です。コールドブリューは、冷水(または常温水)で長時間かけてゆっくり抽出します。熱を使わないので、酸味が抑えられ、苦みも少なくなります。その代わり、カフェインはホット抽出より多く残ることがあります。飲みやすいからといって飲みすぎると、カフェインの摂りすぎになることがあるので注意が必要です。

抽出時間の目安

BlendZoneでは12時間を基本にしています。8時間だと少し薄く、16時間だと雑味が出やすくなります。ただし、豆の焙煎度によって変わります。浅煎りは成分が溶け出しにくいので、少し長めの14時間が向いています。深煎りは成分が出やすいので、10〜12時間で十分です。家で作る場合は、夜に仕込んで翌朝飲むサイクルが一番続けやすいです。

豆の挽き目と量

コールドブリューには粗挽きが向いています。細かく挽くと成分が出すぎて、渋みや雑味が強くなります。BlendZoneでは、ハンドドリップより2段階粗い設定で挽いています。豆の量は水100mlに対して10〜12gが目安です。これで濃いめのコールドブリューができます。ロックで飲む場合はこの濃度でちょうどいいですが、水割りにする場合は少し薄めに作っても大丈夫です。

保存と飲み頃

抽出後は冷蔵庫で保存して、3〜4日以内に飲み切るのが理想です。コールドブリューは酸化が遅いので、ホットコーヒーより長持ちしますが、4日を過ぎると風味が落ちてきます。密閉容器に入れて、においの強い食材の近くに置かないようにしてください。コーヒーはにおいを吸いやすいです。

BlendZoneのコールドブリューは7月から9月末まで店頭で提供しています。コロンビア・ウイラの中煎り豆を使った、ロックで飲むのがおすすめの一杯です。620円。